2025/07/01 08:45
神代文字ヒーリング【言霊守り】は、
全128首あるフトマニ歌の中から、
“今のあなたに必要な一首”をランダムに選び、
その神代の意味や言霊の力を丁寧に読み解いて、
今この瞬間のあなたに寄り添うメッセージを写真詩にして届けています。
128首なので、
今回初めて
前にSさんに選ばれた【フチリ】の歌が
Yさんにも選ばれました。

自分でもどうなるのか分からないまま
読み解いていくなかで
不思議なことに
同じ歌からでも
お届けするメッセージは
微妙に違うものとなりました。
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🪷 フトマニ歌【フチリ】
フチリトハ
タカラウツラノ
ヌクメトリ
ムクイクバラハ
タミモチルラジ
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✨ 神代の解釈
(『ホツマフトマニ128の真実』を参考に)
この歌には、素戔嗚尊(スサノヲノミコト)への皇位継承の神話が重ねられているとされます。
天照神から三種の神器が素戔嗚尊へ移されたとき、
「報いによって、民が散ってしまうのではないか」と心配されたけれど、
民は離れることなく、信頼が残ったことで、
素戔嗚尊が皇位を継ぐ存在として認められた――
そんな神代の物語が、この一首に映し出されています。
特に注目すべきは、歌の中にある「ぬくめとり(温め鳥)」という言葉。
これは、冬の夜に鷹が小鳥を足先で温め、朝に逃がすという伝承からきており、
一時的でも、敵味方を越えて命を守り合うという象徴的な場面を指しています。
また、「ムクイクバラ」は「椋鳥(ムクドリ)」が集い育つ原っぱのような場所。
命が安心して根を張り、共に育ち合える“縁生の場”を表しています。
そして最後の一行、
> タミモチルラジ(民も散るらじ)
は、「信頼のあるところに人は散らず、むしろ集まる」ことを示しています。
ここから2人それぞれにお伝えしたメッセージが…
🌸 Sさんへ届いた「フチリ」
Sさんに向けて読み解かれた【フチリ】は、
「ぬくめとり(温め鳥)」という言葉を中心に、
Sさん自身の在り方そのものが、命を温める存在であることを表していました。
彼女のまわりには、自然と人が集まり、笑顔が生まれ、根を張っていく。
それは彼女が“本能”で動き、“喜び”に忠実に生きているからこそ成り立つ豊かさ。
伝えたメッセージにはこうありました:
あなたの存在そのものが、命を温める鳥のようです。
誰かの笑顔を引き出し、場に命の風を通し、気づけば、
あなたのまわりは“椋生く原”になっている。
写真詩はこちら

詩の最後はこう結ばれています
あなたに宿るのは
多福の力
※Sさんは、3人の子どもたちの命を育むためにあちこち飛び回り…そこそこに福をめぐらせているママさんです。
🌿 Yさんへ届いた「フチリ」
一方、Yさんに届いた【フチリ】からは、
言霊の中にある「支え合い」「場を育てる力」というテーマが浮かび上がってきました。
名も立場も関係なく、
静かに応えるように関わるそのやさしさが、
場にぬくもりをめぐらせていくという詩が生まれました。

※Yさんは、職場や週末のセミナー主催など、いろんな立場の人のまとめ役的なお仕事をされているそうです。
さらに今回驚いたのは、
生年月日をお聞きしていたので、占星術でYさんの太陽のシンボルをお調べすると…
蟹座17度「木の高いところにある巣の中のヒヨコ」
という、“命を守り育む場”を象徴するシンボルだったこと。
フトマニの歌と、星の導きが、見事に響き合っていたのです。
🌈 同じ歌でも、「唯一無二」の響き
こうして違う方に【同じフトマニ歌】が選ばれたとしても、
受け取る方の在り方や、
そのときの魂の状態によって、
言霊の響き方はまったく変わってくるのです。
Sさんにとっての「フチリ」は、
喜びで命を温め、めぐらせる羽ばたきとして、
Yさんにとっての「フチリ」は、
場をやさしく包み育てるあたたかさとして。
言霊とは、ひとつの響きであっても、
その人の波長に合ったかたちで、
まったく違う表現をしてくれるのです。
だからこそ、たとえ同じ歌が届いたとしても、
それは「あなたのためにしか届かない唯一の響き」。
どうか安心して、
この巡りの中で受け取った言葉を、大切にしていただけたら嬉しいです。