2025/12/23 14:51
神様も、不妊に悩んでいたことを知っていますか?

ホツマツタヱには、
日本のはじまりを生んだ
イサナギ・イサナミの二神が、
何年ものあいだ子を授かれずに悩んでおられた
と記されています。
神様でさえ、
すぐに授かれたわけではなかった――
この事実は、
現代でも子どもを望んでいる人たちに
そっと寄り添ってくれます。
二神は
千日の行 を重ね、
さらに
イサナミの父は
八千回もの禊 をおこない、
ひたすら
祈りつづけました。
それは
願いを叶えるためというより、
心と身体と魂を
清め、整え、
命を迎える器になるための時間
だったのかもしれません。
そして、やっとの思いで授かったときの方法の一つとして
「言挙げ」が伝わっています。
まず、男であるイサナギから声を掛けます。
アナニヱヤ
ウマシオトメニアイヌ
(うわ!やば!!めっちゃいい女にあったわ!)
それに応えて
女のイサナミが
ワナニヤシ
ウマシヲトコニアヒキ
(うわ!まじで!いい男にあったわ!)
と返しました。
【言挙げ】とは
──言葉にして祈ること──。
イサナギの始まりの言葉
【ア】は 天。
イサナミの始まりの言葉
【ワ】は 地。
天と地が
5音10音という音数により
【言霊】として結ばれ
新しい命が
この世に迎えられたのです。
現代語で
アから始まる
5音 あいしてる (照れくさいですが)
に続く10音 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
ワから始まる
5音 わたしもよ
に続く10音 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
大切なのは
上手に言うことではなく、
想いを込めて、言葉にすること。
真面目に考える言葉は重くなるので
(めっちゃかっこいいじゃん!!)みたいな
ちょっと笑える明るく軽い言葉がいいと思います。
言葉が
ただの会話ではなく、
祈りとして交わされるとき、
内なる天と地は
静かに結ばれていきます。
私自身は
不妊治療を受けていませんが、
息子と娘のあいだは
七年半 あいています。
当時は、
神様の言挙げの方法も、
ホツマツタヱのことも
知りませんでした。
けれど今、振り返ると
私には
私なりの
言挙げ があったのだと
感じています。
それが
「生きるの音に」
という言霊でした。

「生きるの音に」は
もともと
頭で考えたのではなく、
一気に
ダウンロードされたかのように受け取った
詩でした。
その詩を
歌にしていただき、
私は何度も
その歌を聴き、
口ずさむようになりました。
すると不思議と、
心が少しずつ
明るくなっていったのです。
心が整い、
「今ここに在る」
という感覚が
戻ってきました。
そしてそのあと、
娘を授かりました。
言挙げは、整うことから始まる
神様の言挙げも、
私自身の経験も、
共通しているのは
まず、整うこと。
祈りとは、
何かを無理に引き寄せることではなく、
命を迎えるために
自分自身が
ひらいていくことなのかもしれません。
この想いから生まれたのが、
子宝のお守り です。
「授かりますように」と
お願いするためだけのものではありません。
・心と身体と魂を整える
・自分の内なる天と地を結ぶ
・言葉を祈りに変える
そのための、お守り です。
今一度
普段自分が発している言葉を意識してみてください。
丁寧に1音1音に
愛や感謝の祈りをのせて
発してみることで
あなたと
あなたのパートナーの内なる
天と地 が結ばれ
命の扉が
そっと
開かれるかもしれません。
